放課後等ディサービス 児童発達支援プログラムの公表について

【対象施設】

・ゆめの森・放課後等ディサービス(越谷市指定番号1150801023)

・にじの丘・児童発達支援/放課後等デイサービス(埼玉県指定番号1151175260)

・はるの風・放課後等ディサービス(埼玉県指定番号1151175211)

・ゆめの音・児童発達支援/放課後等デイサービス(埼玉県指定番号1150900478)

 

上記事業所に関し、令和6年4月1日より、以下の5領域について個別支援計画を作成し、個人ごとの児童発達支援プログラムを作成しています。

 

  • 健康・生活

(1)毎日の検温・手洗い・うがいを実施し、ひとりひとりの健康状態を把握していきます。

(2) 健康な心と体を育て、健康で安全な生活出来るように支援を行います。

健康状態の定期的なバイタルチェック等と必要な対応を行う際には、意思表示が難しい子どもの障害の特性や発達の過程・特性を考慮し、小さなサインから心身の異変に気づけるよう、細やかな観察を行います。

また、医療ケアが必要とする子が安全に過ごせる様に、日々の確認を行いながら、ケアを実施していきます。

(2)健康の増進 睡眠、食事、排泄など基本的な生活のリズムを身に付けられるよう支援します。

また、健康な生活の基本となる食事の力を育て、食事形態や口腔内機能、感覚などに配慮しながら、楽しく食事ができる環境を整えます。さらに、病気の予防や安全にも配慮していきます。

(3)リハビリテーションの実施 日常生活や社会生活を充実させるために、それぞれの子どもに適した身体的、精神的、社会的な訓練を行います。

(4)基本的生活スキルの獲得 清潔な身の回りや食事、衣類の着脱、排泄などの基本的な生活技能を獲得できるよう支援します。

(5)構造化等により生活環境を整える さまざまな遊びを通して学習できるよう、生活環境を整えます。また、障害の特性に配慮し、時間や空間を本人に分かりやすく構造化し、見通しを持って取り組める工夫をしていきます。

 

②運動・感覚

  • 様々な活動内容を用いて微細運動・粗大運動の両方を支援できる環境を整えていきます。

(2) 公園遊び・乗馬療育・農園作業をおこない、筋力の維持・強化を図ります。

(3) 粘土・スライムなどの活動を通し、物質の変化と感覚の認知形成を行います。

(4) 姿勢と運動・動作の基本的技能の向上― 日常生活に必要な動作の基本となる姿勢保持や上肢・下肢の運動・動作の改善・習得、関節の拘縮や変形の予防、筋力の維持・強化を図ります。

(5) 姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用― 姿勢の保持や各種の運動・動作が困難な場合には、様々な補助用具や姿勢保持装置などを活用し、これらを行う能力を支援します。

(6) 身体の移動能力の向上― 自力での身体移動や歩行、歩行器や車いすによる移動など、日常生活に必要な移動能力の向上を支援します。

(7) 保有する感覚の活用―保有する視覚、聴覚、触覚などの感覚を十分に活用しながら、味覚、嗅覚なども用いり五感全てを感じられるよう、遊びなどを通して支援します。

(8) 感覚の補助及び代行手段の活用― 保有する感覚器官を用いて状況を把握しやすくするため、眼鏡や補聴器などの補助機器を活用する支援を行います。

(9)感覚の特性への対応― 感覚や認知の特性を考慮し、環境調整などの支援を行い、感覚の偏りに対応します。

 

③認知・行動

  • 当日の日付・曜日・スケジュールを視覚でわかるように掲示し、概念の習得を図ります。
  • 感覚や認知の活用 視覚、聴覚、触覚などの感覚を活用して、必要な情報を収集し、認知機能の発達を促します。
  • 音楽療法を取り入れ、聴覚を活用する発達を促します。

(4) タイムタイマーを用いて、活動の切りかえを視覚と聴覚にて促します。

(5) 知覚から行動への認知過程の発達環境から情報を取得し、選択し、行動につなげる認知過程の発達を支援します。

(6)認知や行動の手掛かりとなる概念の形成 物の機能や属性、形、色、音が変化する様子、空間・時間などの概念の形成を通じて、認知や行動の手がかりとして活用できるよう支援します。

(7)数量、大小、色等の習得 数量、形の大きさ、重さ、色の違いなどの習得を支援します。

(8)認知の偏りへの対応 認知の特性を踏まえ、情報処理や認知の偏りに対処し、個々の特性に合った支援を行います。また、こだわりや偏食などにも対応します。

(9)行動障害への予防及び対応 感覚や認知の特性から生じる行動障害の予防や適切な対応を支援します。

 

④言語・コミュニケーション

(1)簡単なあいさつや会話など、円滑なコミュニケーションを行う事ができるよう支援します。

(2)言語の形成と活用― 具体的な事物や経験と言葉の意味を結び付け、体系的な言語の習得や自発的な発声を促進します。

(3)受容言語と表出言語の支援― 話し言葉や文字・記号などを用いて、相手の意図を理解したり、自分の考えを伝えたりする能力を支援します。

(4)人との相互作用によるコミュニケーション能力の獲得― 個々に合わせた状況での相互作用を通じて、共同注意などのコミュニケーション能力の向上を支援します。

(5)指差し、身振り、サイン等を活用― 指差しや身振り、サインなどを活用して、環境の理解や意思の伝達を支援します。

(6)読み書き能力の向上のための支援― 障害の特性に合わせた読み書き能力の向上を支援します。

(7)コミュニケーション機器の活用― 文字や記号、絵カードなどのコミュニケーション手段を適切に活用し、環境の理解や意思の伝達を支援します。

(8)手話、点字、音声、文字等のコミュニケーション手段の活用― 手話、点字、音声、文字などの多様なコミュニケーション手段を活用し、環境の理解や意思の伝達を支援します。

 

⑤人間関係・社会性

(1)人遊びや協同遊びの活動を通し、自己理解・他者理解を養います。

(2)アタッチメントの形成― 人との関係を築き、信頼関係を基盤として、周囲の人と安定した関係を形成するための支援を行います。

(3)模倣行動の支援 遊びを通じて模倣行動を促し、社会性や対人関係の発達を支援します。

(4)感覚運動遊びから象徴遊びへの支援 感覚運動や象徴遊びを通じて社会性の発達を支援します。

(5)一人遊びから協同遊びへの支援 一人遊びから協同遊びへの移行を促し、社会性の発達を支援します。 (6)自己の理解とコントロールのための支援 自己の行動や感情を理解し、コントロールできるよう支援します。

(7)地域施設などへの社会見学へ行き、ルールやマナーに関する知識を養います。

(68地域や集団への参加への支援とし、 集団活動に参加できるよう支援します。

安全計画の策定について

令和6年4月1日より、業務継続計画(BCP)を策定することが義務化されました。当事業所においても、日常生活上の支援が必要な児童が利用していることから、災害等により、電気、ガス、水道等のライフラインが寸断され、サービス提供の維持が困難となった場合、利用児童の生命・身体に著しい影響を及ぼすおそれがあります。

また、新型コロナウイルス感染症等の感染症発生時においても、サービス提供に必要な人材を確保しつつ、感染防止対策の徹底を前提とした継続的なサービス提供が求められます。

こうした事態が生じた場合でも、最低限のサービス提供が維持できるよう、緊急時の人員の招集方法や飲料水、食料、マスク等の衛生用品、冷暖房設備や空調設備稼働用の燃料などの確保策等を定める「業務継続計画」(BCP)を策定することが有効であることから、運営基準の見直しにより、当該計画等の策定、研修の実施、訓練(シミュレーション)の実施等を行っています。

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